脳神経外科
診療科紹介
強い頭痛、めまい・ふらつき、しびれがあり手足が動かしづらい、ろれつが回らないなど、脳疾患に由来するのではないかと思われる症状があれば、すぐに当科へご相談ください。即時CT、MRI検査による精査の上、患者様一人ひとりの疾患、病態に即した治療を提供できるよう心がけております。手術など、より高度な治療が必要と判断した場合は、連携している高度急性期病院へ紹介、転送します。
また、脳血管疾患の再発防止に関しては、生活習慣病の管理など、患者様との関りがより深い地域かかりつけ医の先生方へお願いするケースが多々あります。
こうした病病連携、病診連携を使い、融通無碍に対処できることが当科の大きな特徴と言えます。
■回復期リハビリテーション病棟を有した急性期病院
当科は急性期病棟に併設して回復期リハビリテーション病棟を有しております。このような病院は少なく、回復期リハビリテーションが必要な場合は、急性期治療が終了した後に回復期リハビリテーション病棟を有している慢性期治療病院やリハビリテーション病院への転院が必要となります。
しかし、当院では回復期リハビリテーション病棟が併設されているため、急性期治療から回復期リハビリテーションへシームレスに移行することができます。回復期リハビリテーション病床のない急性期病院では、急性期治療終了後、当該病床へ転院するまでに数週間から1ヶ月の待機期間が生じてしまいますが、当院では転院のための待機期間を大幅に省き、有効にリハビリテーションに活用できます。
特に脳卒中などの脳疾患では、発症から3ヶ月が最もリハビリテーション効果による後遺症の改善が見込めると言われています。ゆえに転院までの待機時間を省き、より効果の高い早期からのリハビリテーションを導入できることは、脳疾患において非常に有意義なことであります。
当院では、まさに脳疾患に対するシームレスな対応、急性期治療から慢性期リハビリテーションへのスムーズな移行を実践しております。
2023年度3月より、正常圧水頭症外来を開設いたしました。
詳しくは、こちらをご覧ください。
医師紹介
医師名 | 浅田 裕幸 |
役職 | 常勤医師 |
プロフィール | 国立滋賀医科大学卒業 国立横浜病院(現国立病院機構横浜医療センター)にて初期研修 横浜市立大学医学部附属病院脳神経外科教室に入局 横浜市立大学医学部附属病院(本院、救命救急センター)、湘南鎌倉総合病院、県立足柄上病院、横浜労災病院、横浜市立市民病院(脳神経外科責任者)、横浜南共済病院脳神経外科部長として10年勤務。 |
専門分野/ 得意とする診療・治療 |
脳神経外科専門医 脳神経外科一般、正常圧水頭症 |
メッセージ | 脳神経外科一般として、脳血管疾患、頭部外傷、脳腫瘍など幅広く診療して参りました。正常圧水頭症については、合併症の少ない水頭症手術を目指し多くの症例経験を積んで参りました。顔面けいれん、三叉神経痛に対する微小血管減圧術にも取り組んでおります。また、当院では回復期リハビリテーションを通じ地域に貢献できるよう努力いたしますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
治療分野
- 機能的神経疾患(正常圧水頭症、顔面痙攣、三叉神経痛など)
- 脳血管障害(未破裂脳動脈瘤、くも膜下出血、脳梗塞、脳出血、脳動脈乖離など)
- 頭部外傷(軽症頭部外傷、外傷性頭蓋内出血、慢性硬膜下血腫、頭蓋骨骨折など)
- 脳良性腫瘍(髄膜腫、聴神経腫瘍、下垂体腫瘍など)
診療科
診療補助部門